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リハビリテーション室

リハビリテーション室のご紹介
リハビリテーション科

◇リハビリテーション室は、ご利用の方々とそのご家族が抱えておられる課題の改善や解消、発達の促進や機能の回復、生活適応能力の向上などにむけて様々なことに取り組み、皆様が無理なく安心して自分らしい生活を送れるように支援を行っています。
理学療法科(PT)19名、作業療法科(OT)15名、言語聴覚科(ST)11名(内、非常勤4名)の計45名で、主治医の処方にもとづき支援を行っております。

◇原則、個別担当制です。各科の担当者や他部署との連携も大切にしています。
対象となる方
脳性まひを中心とした中枢神経疾患(低体重出生、脳炎・脳症後遺症、頭部外傷後遺症など)による姿勢運動発達の遅れや偏りをお持ちの方。
染色体異常、進行性疾患、二分脊椎、骨形成不全症などの疾患。精神運動発達の遅れや偏り、言語障害、発達障害の特徴やその心配をお持ちの方。

◇リハビリテーションの受け方
リハビリテーションをご希望の方は、最初に小児科または整形外科の受診をお願い致します。
受診予約につきましては、ホームページ『外来受診される方へ』の『外来受診・装具診の手順』をご参照ください。

理学療法(PT)
理学療法(PT)

私たち理学療法士は、お子様の潜在能力を最大限引き出し、運動機能の改善を促すことで、日常生活がより過ごしやすくなることを目指しています。 理学療法場面においては、お子様自身が身体に気づくこと、自らの運動が発揮できること、姿勢がコントロールできること、などを含めた運動発達を促しています。 また、ご家庭や通園・学校などでの練習や援助方法の提案や補装具・車椅子・椅子など様々な福祉機器の活用についての相談もお受けしています。

作業療法科(OT)
作業療法科(OT)

体の不自由な子どもたちが、日常生活活動をしやすいように援助しています。姿勢や筋緊張をコントロールしながら、食事・更衣・遊び・書字や学習課題などの支援を行います。必要に応じて、姿勢の工夫や持ちやすいスプーン、フォーク、鉛筆ホルダーなどを検討・作製し、子ども達が少しでも楽にそして上手にできる方法を考えます。上肢の変形や拘縮、または手を使いやすくするために上肢装具を検討したり、上肢欠損のお子さんには、義手の操作の練習や支給のための援助を行います。また、ご家族に対して、ホームプログラム等も指導しています。

体に不自由がないけれども、自分の体を上手に使えない、落ち着いて学習ができないお子さんや自閉的なお子さんに対する感覚統合療法を中心とした指導も行っています。ブランコやトランポリンなどの大きな遊具を使ってバランス能力を高めたり、机上課題(遊び)で手の操作能力の向上や集中力を育て、生活動作などに結び付くように支援します。

言語聴覚科(ST)
言語聴覚科(ST)

言語聴覚科では、ことばの発達の遅れや偏り、発音の不明瞭、吃音、コミュニケーションや人とのかかわりの不得手や困難、などをお持ちのお子さまとその保護者の方に対して様々な支援を行っています。
言語発達やコミュニケーションの問題に対する各種検査や評価、行動観察などを総合的に行い、お子さまがかかえている課題とその要因などを検討し、支援の方向性や、課題解決に向けた具体的な手立てを保護者の方と一緒に考えていきます。

近年は、自閉スペクトラム症や学習障害(LD)など、発達障害の診断を受けられた方やその疑いのある方の評価や支援も積極的に行っています。運動障害や読み書き障害などのために表現能力に制限があるお子さんに対しては、代替的な意思伝達手段の検討と利用、必要に応じてICT機器に関する支援も行っています。
脳性麻痺やその他運動障害、あるいは発達障害に加えて難聴や聴覚障害をお持ちのお子さまに対しても各種聴力検査と必要に応じて補聴器装用指導も行なっております。