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むらさき愛育園

むらさき愛育園

むらさき愛育園長より

むらさき愛育園 園長:水口雅

2021年(令和3年)5月に、むらさき愛育園の園長に就任した水口雅と申します。これまで主に小児神経と母子保健の研究と教育に従事してきた小児科医です。よろしくお願いいたします。

むらさき愛育園は1967年(昭和42年)に設立された重症心身障害児・者のための施設です。設立の背景には、1963年(昭和38年)にびわこ学園を創立した教育者で「この子らを世の光に」と唱え「障害福祉の父」と呼ばれた糸賀一雄氏の思想、1964年(昭和39年)に障害児の家族が結成した全国重症心身障害児(者)を守る会の活動、そして1967年(昭和42年)に実現した重症心身障害児施設の法制化がありました。

設立以来50年以上が過ぎ、むらさき愛育園は重症心身障害児施設(従来)から療養介護施設・医療型障害児入所施設(現在)へと形態を変えながら、ご利用の方々の健康と生活を、責任をもって守ってゆくよう努めてきました。ひとりひとりの人権を尊重しつつ、安全・確実な生活を支える医療的支援と生活を充実し児の発達を支える非医療的支援とを、看護職と支援職(保育士や指導員など)が連携し携して、ご家族と協調しながら進めています。近年、ご利用の方々に医療ケアを要する超重症児・者、準超重症児・者が増加したこと、加齢に伴い重度化したり合併症が発生して要介護度・要医療看護度が上がったこと、施設が老朽化してきたことなどの背景があって、生活支援のためのマンパワーや医療のあり方、また外出やイベントなど日中活動の維持に関して課題が出てきています。
このような課題に取り組み、皆さまからのご意見を尊重して、より良い介護と療育を目指してまいります。
これからもご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

むらさき愛育園の生活

1日のスケジュール
6:00~

起床

8:00~

朝食 洗面

10:00~

水分補給
居室・個別活動
日中活動(カレッジ)
入浴(週2回)

12:00~

昼食

14:00~

居室・個別活動
日中活動(カレッジ)
水分補給
入浴(週2回)

17:00~

夕食 洗面

18:00~

自由活動
水分補給
就寝準備

21:00

消灯

パンダが迎えます

病棟

病室

勤務室

浴室

日中活動(車椅子ダンス)

スヌーズレン

運動サークル

むらさき愛育園の活動

看護職と支援職(保育士・指導員・介護福祉士等)が協働して、利用者様お一人おひとりが豊かに生活できるよう個別やグループの様々な生活プログラムを用意いたします。 例えば、四季を彩る装飾や植物を配置するなど生活環境に配慮し、個別対応では、利用者様の趣味に応じた外出や活動、外部企画の活用等々が、全体やグループ対応では各種行事・企画、日中活動(カレッジ)、園外活動、サークル活動(運動、音楽など)等を実施いたします。

<具体例>
全体・病棟毎の行事は、
6月~8月   交遊会、文月祭、夏の集い(病棟毎の行事)
10月     オータムフェスティバル(療育センター全体行事)
12月     クリスマス会(各病棟で実施)
毎月の各病棟企画として、
お誕生会、調理実習、お楽しみ会、園外活動、お散歩、外食、季節に応じた企画が催しされます。

オータムフェスティバル

アトラクション

お誕生会

園外活動

ボランティアの定期コンサート

クリスマス会のひととき

スタッフ紹介

看護師 中村 美佐子

私は小学生の時、脊椎側彎症と診断され、その治療をしていく中で、将来は看護師さんか、障害を持った方の役に立てる仕事に就きたいと思うようになり、介護福祉士、看護師と資格を取得しました。数年間一般病院に勤めましたが、看護雑誌でセンターのことを知り、自分のしたかったことと重なった為、就職を決めました。

就職してから10年が経ちますが、言葉でのコミュニケーションが困難な利用者さんを本当に理解できているのか、未だ自信はありません。うまく思いが通じず、落ち込むこともあります。だからこそ、自分のした事で利用者さんが喜びを表現してくれたり、いち早く異常をキャッチできた時は一般病院とは違った自分のやっている事の意義を感じる事ができます。私がここで勤めていられるのは、他の職員に助けられているということと、利用者さんの純粋な笑顔のお陰だと思っています。

保育士 國吉 朋子

私は、小学生の時に「ねむの木学園」についてのテレビ番組を見て、障害を持った方に携わる仕事がしたいと思い、むらさき愛育園へ就職しました。 日々単調になりがちな日常ですが、利用者さんの笑顔を見たいという思いで接しています。でも、実際は私がその笑顔に励まされて今まで仕事をしてくることができました。むらさき愛育園で仕事を始めてから、結婚・2人の子供の出産とありましたが、家族や職場の理解や協力、また同じ子供のいる職員と時には愚痴を言い合いながらも、お互い励ましあって仕事を続けています。

指導員 小林 範之

むらさき愛育園に入職し早二年が経ちました。目まぐるしく変わっていく日々の状況に大変さを感じる時もありますが、利用者さんの笑顔に助けられ、励まされながら過ごしてきました。そんな笑顔をいつまでも見ていけたらと思っています。それぞれの職員がお互いを高めあっているのが、むらさき愛育園だと思います。諸先輩方の優しく、そして時に厳しいご指導もありますが、日々充実したものを得ているように思います。そんな、当たり前のことと思うかもしれませんが、それが出来ているのがこの職場です。

「施設」ではなく、利用者さんにとって此処は「家」です。もっともっと温かみのある「家」にしていけるよう頑張っています。