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むらさき愛育園
むらさき愛育園


「最も弱い存在」を支える医療と生活支援 むらさき愛育園長 北住 映二
北住映二

昭和41年に「重症心身障害児施設」が国の制度として設置されることになり、それを受けて、むらさき愛育園は約40年前に歩みを始めました。御両親たちの懸命な努力がこの制度の発足の原動力となりましたが、御両親たちを中心とした「全国重症心身障害児(者)を守る会」は、「最も弱いものをひとりももれなく守る」ことを活動の基本理念としています。人生の初めの段階でこの「最も弱い存在」になった方々の、生命と生活と人生を支えていくのが、私たちの仕事です。

厳しくなりつつある経済的状況と看護師不足の社会情勢の中で、職員は、利用者(入園者)の方々の生命を守り生活を支え、それぞれの方の個性を大事にすることを基本とした療育を維持するために、努力しています。平成18年の重症心身障害学会でセンター呼吸障害援助研究グループが「あすへの療育最優秀賞」受賞記念講演を行いました。平成17年度重症心身障害療育学会でのむらさき愛育園からの発表は療育敢闘賞を受け、18年度の発表も優れた発表であるので論文にするようにとの指示を受けました。このような「質」を維持し守っていくことも私たちの責務であると考えております。関係の方々の御理解・御協力を御願い致しますとともに、少しでも多くの看護師や福祉職の方々が、私たちのセンター、むらさき愛育園の療育スタッフの仲間として加わっていただけるよう、願っております。



むらさき愛育園看護科長 丸田 さき子

むらさき愛育園では、日々重症心身障害児・者の方々の生活を支える看護を行っています。ご利用されている方々の生命と人権を尊重し、お一人お一人が健やかで、また豊かな生活を送っていただけるよう、そしてそのために、より良い療育をバランスよく提供出来るよう、共に働く医師、保育士、指導員、介護福祉士、また訓練士、臨床心理士、ケースワーカーの方々と、更にはご家族の方とも一緒に考え、話し合い、仕事を行っています。

むらさき愛育園は3病棟体制で、医療処置の対応により、傾斜配置をとっていますが、近年利用されている方々の殆どが成人となられ、いずれの病棟でも加齢による重症化や機能の低下が見られます。そしてその健康を守り、安全で、安心な、また心豊かな生活を送つていただくために、職員には様々な専門的知識や具体的対応力が求められています。重症心身障害児・者である利用者の方々それぞれの個性を大切にし、そしてそのニードを理解し、それに応えるのは大変なことですが、職員は日々忙しい業務の中で、工夫、創造し、また自ら学び、療育の内容と質を維持する努力をし、利用者の方々が病気の暗も、健康な暗も穏やかに過ごせる様に、また笑顔が沢山見られることを願っています。

重症心身障害児・者の方々を理解し、またその看護・療育に関心がある看護職並びに福祉職の方々がわたし達と一緒に働いて下さることを願っています。


むらさき魚釣り


看護師 横田 明日香
横田明日香

私の兄が重度の障害児で、幼い頃から障害のある方々と接してきました。私は幼い頃から医療、福祉系の職業に就きたいと考え、看護の道に進み、将来的には兄のような障害のある方々の中で働きたいと思い3年間大学病院で基礎を学び、現在このむらさき愛育園でお世話になっています。

入職時の最初の印象は、職員の方と利用者さんの間で交わされる笑顔や笑い声の多さでした。家族のように想い、接している先輩方を見て、私も早く新しい環境に慣れ、利用者さんと楽しく過ごしたいと強く思っています。ここでは、日常生活の中に医療業務はもちろん、利用者さんの生活のサポートをさせていただいています。季節毎に行事があり、その日は利用者さんもご家族の方も職員も心から楽しみ、一日中笑顔が絶えません。私はこの行事が大好きです。

利用者さんがいかに毎日を健康に安楽な状態で過ごせるか検討し実施することは簡単な事ではありませんが、私たちが考え実行することが利用者さんの生活により潤いを持てていると思うととてもやりがいのある仕事です。

そして、何より利用者さんの笑顔が大きな励ましになり、私は今、毎日忙しい中でもとても楽しく仕事をさせていただいています。



保育士 石井 加奈
石井加奈

私は、実習・ボランティアを経てむらさき愛育園に就職しました。

毎日の生活の中で、“こんな事が好きなんだなあ” “これが笑いのツボなんだあ”と発見する事が沢山あります。それは言葉だけでなく、色々な仕草や表情で伝えてきてくれます。そんな皆さんと一緒に居ることが嬉しいし、とても幸せに思います。悩むこともありますが、みんなが笑ってくれたり、「加奈さん好きよー!」と言ってくれる利用者さんを前に“丁寧にやらないと!”と日々感じています。利用者さんにとって、家族以外の一番身近な存在として、一緒に笑ったり、悲しんだりできる職員でありたいと思っています。


むらさき愛育園むらさき愛育園


保育士 伊藤 淳子
伊藤淳子

保育学生時代に実習で障害児・者と関わったことがきっかけで、むらさき愛育園に就職することになりました。利用者の皆さんとの関わりは、楽しいことばかりでなく大変なこともありましたが、利用者の皆さんの溢れるパワーに励まされ、同僚に支え続けられ、いつの間にか結婚をして2児の母となっています。現在は医療的に重度な方が生活されている病棟で勤務をさせて頂き、利用者の皆さんひとり一人が喜んで楽しんでもらえるような生活環境を同僚と工夫しながら作りだしています。私たちスタッフとの関わりが、少しでも皆さんの生活の潤いになり、そして笑顔をもらえるのであれば、私たちには何よりのご褒美であり幸せであります。


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